詐欺メールで困っていませんか?50代・60代向け見分け方と実体験から学ぶ対策

詐欺メールで困っていませんか?50代・60代向け見分け方と実体験から学ぶ対策 ITの悩み

導入

詐欺メール・フィッシング詐欺

「カード会社から不正利用のお知らせが届いた」「Appleからカード情報を更新してほしいというメールが来た」——こんな経験はありませんか?

実は、私の妻がクレジットカードの不正利用とフィッシング詐欺(にせサイトに誘導して情報を盗む手口)の両方を立て続けに経験しました。本物と見分けがつかないほど巧妙で、疲れているときや焦っているときは、うっかりクリックしてしまいそうになります。

この記事では、妻に実際に起きた出来事を詳しくお伝えしながら、私が現在実践している対策を紹介します。ひとごとではないと感じていただけるはずです。


妻に実際に起きたこと——リアルな体験談

① カード会社からSMSが届いた

クレジットカード不正利用

ある日、妻のスマホにカード会社からSMS(ショートメッセージ)が届きました。「不正利用の可能性があります。リンク先でご確認ください」という内容です。

妻は不審に思い、リンクはクリックせずにカード会社のサポートに電話しました。これは正しい対応でした。ところが——このSMSは本物だったのです。

実際に不正利用が起きていました。使った覚えのないメルカリ(フリマアプリ)にカードが登録されており、65,000円ほど使われていたとのことでした。

② カードを止めたのに、また被害にあった

すぐにカードを停止し、新しいカードを再発行しました。ところが、新しいカードが手元に届く前に、また「新カードが不正利用された」とカード会社から連絡があったのです。

「なぜ、まだ手元に届いていないカードが不正利用されるの?」と思いますよね。カード会社に問い合わせると、こういう説明がありました。

「新しいカード番号は、以前ご登録いただいたサービスに自動連携される場合があります」

——いやいや、そんな仕組みがあるなら、事前に止めておいてほしいですよね(怒!)。悪意のある人がメルカリに古いカード番号を登録していて、新しいカード番号が自動で引き継がれてしまったわけです。

③ 今度はAppleからのメールが届いた

その後、カードの変更手続きを進めていると、Appleでの決済ができなくなりました。カード番号が変わったので、当然ですね。新しいカード番号に変更して、ようやくAppleの決済も通るようになりました。

その約1週間後のことです。妻のYahooメールに、Appleを名乗るメールが届きました。「カードでのお支払いができません。以下のリンクからご確認ください」という内容で、本物のAppleのメールとそっくりの見た目でした。

妻は「また何かあったのかな」と思い、クリックしようとしました。そのとき私に声をかけてくれたので、「それは詐欺メールだ、クリックしてはいけない」と止めることができました。

カード変更のタイミングを狙って届いたのか、それとも偶然だったのかはわかりません。でも、疲れていたり焦っていたりしたら、誤ってクリックしてカード番号を入力してしまっていたかもしれません。本当に怖い体験でした。


この体験から学んだこと

「本物っぽいSMS・メール」は存在する

詐欺メールの話をすると「怪しいメールは見ればわかる」とおっしゃる方もいます。でも実際には、本物のカード会社からのSMSと詐欺のフィッシングメールが、ほぼ同じ形で届くことがあります。

見た目だけでは判断できないことがあるのです。だからこそ、「リンクはクリックしない」という原則が重要になります。

カード不正利用はメールよりも先に対策が必要

メールセキュリティ・フィッシング

詐欺メールへの対策だけでなく、カードの不正利用への対策も並行して考える必要があります。カード会社によって、新番号の自動連携の扱いが異なります。カードを再発行した際には、どのサービスに登録されているか確認することも大切ですね。

メールサービスも選択肢のひとつ

今回の体験をきっかけに、妻のメールをYahooメールからGmailに移行しました。GmailはGoogleの迷惑メールフィルター(自動仕分け機能)の精度が高く、詐欺メールの多くを自動的に振り分けてくれます。

完全ではありませんが、フィッシングメールが受信ボックスに届く頻度はかなり下がりますよ。


私が実践している4つの対策

対策① メールフィルターを活用する

GmailはGoogleが世界規模で収集した詐欺メールのデータをもとに、自動で振り分けてくれます。設定は特に不要で、最初からオンになっています。

ただし、週に一度は「迷惑メール」フォルダを確認する習慣をつけておくと安心です。本物のメールが迷惑メールフォルダに入ることも、まれにあります。

対策② 送信元のメールアドレスを確認する

メールの送信者名は偽造できますが、実際の送信元アドレス(メールアドレスの@以降の部分)は確認できます。

例えば「Apple」という名前でメールが届いても、送信元が「apple-support@random-service.net」のような見慣れないアドレスであれば詐欺です。本物のAppleからのメールは「@apple.com」のドメイン(@以降の部分)になっています。

スマホでは送信者名だけ表示されることがあります。名前をタップすることで実際のアドレスを確認できます。

対策③ メール・SMS内のリンクはクリックしない

インターネットセキュリティ・保護

これが最も重要な対策です。どれだけ本物らしく見えるメールやSMSが届いても、リンクはクリックしないことを徹底しています。

本当に重要なことであれば、自分でブラウザ(インターネット閲覧ソフト)を開いて、検索して公式サイトにアクセスすれば確認できます。メール内のリンクを経由しなければ、フィッシング詐欺には引っかかりません。

カード会社からSMSが届いたときも、リンクは開かず、カード裏面の電話番号に直接かけて確認するのがおすすめです。

対策④ 重要なアカウントに2段階認証を設定する

2段階認証(にだんかいにんしょう)とは、パスワードに加えてスマホに届く確認コードを入力する仕組みです。これを設定しておくと、万が一パスワードが漏れても不正ログイン(本人以外がログイン)されにくくなります。

Amazon・Google・Apple・銀行系のサービスには、ぜひ設定しておくことをおすすめします。各サービスの「セキュリティ設定」から確認できます。


まとめ

妻の体験からわかったことをまとめると、次の3点です。

  1. 本物そっくりのSMS・メールは実在する。リンクはクリックせず、公式の連絡先に直接確認する
  2. カードを再発行しても、サービスへの自動連携で被害が続くことがある。登録サービスの見直しも大切
  3. GmailへのメールサービスM移行と2段階認証で、リスクをぐっと減らせる

詐欺メールは「疲れているとき」「焦っているとき」に人は引っかかりやすくなります。「もしかして詐欺かも?」と一度立ち止まれる習慣が、最大の防御になります。

もし周りにYahooメールを長年使い続けているご家族がいたら、Gmailへの移行を一緒に検討してみてはいかがでしょうか。

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