【暑い日、おなかを上に向けて寝ていた】愛犬の見守りカメラが、防犯カメラになるまで

冷感マットの上でおなかを上に向けて大の字で寝るチワワのナッツ ITの悩み

今、我が家には防犯カメラが5台あります。屋内に2台、屋外に3台。24時間365日、録画も回っています。

こう書くと、ずいぶん物々しい家だと思われるかもしれません。でも、そのきっかけは、防犯でも何でもありませんでした。15年前、留守番をさせていた1匹のチワワが心配で仕方なかった。ただ、それだけだったのです。

2010年、留守番する子犬が心配で

2010年、我が家に愛犬のナッツを迎えました。まだ小さな子犬です。当時、私はまだ現役で働いていましたから、日中は家に誰もいません。

とにかく、心配でした。特に夏。「今日は暑いけれど、この子は大丈夫だろうか」——仕事中も、そればかり気になってしまう。エアコンは入れて出てきた。でも、本当に効いているのか。部屋は暑くなっていないか。

そこで、数千円の安いネットワークカメラを買って、設置しました。工夫したのは、置き方です。ケージのそばに温湿度計を置いて、それが映り込むように、真上からカメラで撮る。こうすると、スマホの画面ひとつで、「部屋の温度・湿度」と「ナッツの様子」が、同時に確認できるのです。

暑い日、会社からそっとカメラを覗く。温湿度計はちゃんと下がっていて、ナッツは涼しい顔で寝ている。それを見た瞬間の安心感は、今でも忘れられません。エアコンが効いていると”信じる”のではなく、実際の数字で”確かめられる”。これが、どれほど心強かったか。

忘れられない光景があります。ある暑い日、画面を覗くと、ナッツがおなかを上に向けて、大の字でひっくり返って寝ていました。あまりに無防備で、思わず仕事中に笑ってしまいました。心配して見ているこちらの気も知らないで——。あの1枚の画面が、今も記憶に残っています。

見守りカメラでケージを真上から撮った画面。左上の温湿度計と、ベッドでおなかを上に向けて寝るナッツが同時に写っている
当時、実際にカメラで撮っていた画面です。ケージを真上から。左上が温湿度計、ベッドの上でナッツがおなかを上に向けて寝ています。粗い画質が、かえって当時をよく思い出させてくれます。

2022年、車を買い替えたのを機に、本格的に

それから12年。カメラのことを本気で考えたのは、新しい車を購入したときでした。大きな買い物をすると、やはり気になるものです。

導入したのは、WTW(塚本無線)というメーカーのセットです。録画する本体に、屋外用カメラ3台と屋内用カメラ1台がついて、5〜6万円ほどでした。(私が買ったのはWTW-PA2582WHAという型番ですが、これはもう販売していません。今は、同じくらいの内容のセットが、後継として売られています。)屋外の3台のうち1台と、屋内の1台は、スマホから向きを変えられる「首振り」タイプです。

そして今年、さらに1台、16,800円で追加しました。こちらは同じWTWの「防犯灯カメラ みてるちゃん5Plus2」(WTW-EGDRY388GWX2/GBX2)で、センサーライトと一体になったタイプです。これは今も販売されています。こうして、今の「屋内2台・屋外3台」の体制になったわけです。

今年追加した防犯灯カメラ「みてるちゃん5Plus2」をレンガの壁に設置した様子。電源ボックスと配線を通す管が見える
今年追加した1台。壁に付けると、こんな感じです。

▼ 私が追加したものと同じシリーズはこちら → WTW 防犯灯カメラ みてるちゃん5Plus
[Amazonアソシエイト・広告]※私が使っているのは、後継の5Plus2です。

本体には、24時間365日、録画が回り続けています。何かあったときに「あのとき、どうだったか」を後から確認できる。この安心は、思っていた以上に大きいものでした。

(※防犯の観点から、どこに、どの向きで設置しているかは、書かないでおきます。カメラの配置が分かってしまうのは、それこそ防犯上よくありませんので。)

実際、こんなふうに役立っています

防犯カメラというと「泥棒対策」の印象が強いと思いますが、日常での使い道のほうが、はるかに多いのが実感です。

どこにいても、家の様子が分かる

スマホのアプリで、外出先からいつでも家の中を確認できます。首振りカメラなら、向きを変えてリビング全体を見渡せます。今はもう退職しましたが、旅行や外出のときの安心感は変わりません。

来客が「着いた瞬間」に分かる

これは地味に便利です。誰かが来る予定の日は、パソコンの画面にカメラの映像を常時映しておく。すると、インターホンが鳴る前に「あ、着いたな」と分かります。宅配便でも、来客でも、慌てずに玄関へ向かえます。

駐車場の工事を、会社から眺めていた

面白かったのが、家の前に駐車場を作る工事をしたときです。会社にいながら、工事の進み具合をリアルタイムで見ていました。「お、今日はここまで進んだか」と。現場に立ち会えなくても、様子が分かる。こういう使い方ができるとは、設置したときには思いもしませんでした。

設置でいちばん大変なのは、実は「電源」

これから付けてみたい方に、いちばんお伝えしたい実用的な話です。

カメラの設置で苦労するのは、機械の設定ではありません。いちばんの難関は、電源の確保です。

逆に言えば、電源さえ取れて、Wi-Fiが届く場所なら、たいてい設置できます。ネットワークの設定は、今どきのカメラなら驚くほど簡単です。屋外に付けたい場所に、コンセントが来ているか。まずは、そこを確認してみてください。

▲ 実際の設置の様子。カメラ本体より、配線を通す管や電源ボックスのほうが目立つくらいです。ここをどう確保するかが、いちばんの山場でした。

もう一つ、地味に大事なのが脚立(三脚)です。防犯カメラは、いたずらされないよう、ある程度の高さに取り付けます。そうなると、しっかりした脚立が必須。無理な体勢での作業は危ないので、ここはケチらないほうがいいです。

土台になっているのは、25年前の”先行投資”

最後に、これらを支えている家のネット環境の話を、少しだけ。

実は、25年前に家を建てたとき、全部屋にLANケーブルを配線しておきました。当時はWi-Fiなど一般的ではなく、インターネットといえばADSLの時代です。それでも「どの部屋でもネットを使いたい」と考えて、壁の中に配線を通しておいたのです。

今は無線が主役ですが、この配線は今も現役です。ネットにつながるテレビやレコーダーなど、動かさない家電は有線でつないでいます。25年前の先行投資が、今も静かに効いている——これは、ちょっとうれしいことです。

光回線も、一度乗り換えました。もともとはソフトバンク光。携帯も固定電話もソフトバンクで揃えて、セット割引を受けていたからです。ところが、固定電話を解約し、携帯も格安SIMに変えたところ、その割引の前提が消えてしまいました。ソフトバンク光にこだわる理由がなくなったので、@スマート光に乗り換えたのです。乗り換えで困ったことは特になく、速度も変わりませんでした。(携帯を格安SIMにした話はこちらの記事に書いています。)

まとめ:見守りから始まって、家の安心になった

振り返ってみると、我が家のカメラは、ずっと「大事なものを、離れていても見ていたい」という気持ちで増えてきました。留守番する子犬から、車、家の前の工事、そして家そのものへ。

もし、離れて暮らすご家族やペットのことが気になっているなら、まずは1台、安いものからでもいいと思います。電源とWi-Fiがあれば、始められます。15年前、暑い日の午後に、私がそうしたように。

今日が人生で一番若い日です。ぜひ、今日から一歩踏み出しましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました