【IT歴41年が実践】パスワード管理ツールの使い方|60代でも安心して使える完全ガイド

パスワード管理ツールの使い方|60代でも安心して使える完全ガイド ITの悩み

「パスワードを忘れてしまった」「どのパスワードがどのサービスのものか分からなくなった」という経験、ありませんか?

インターネットを使っていると、メール、ネットショッピング、銀行、SNSと、気がつけばパスワードを管理しなければならないサービスが10個、20個と増えていきます。

私もかつてはパスワードの管理に悩んでいました。そのときに出会い、定年前の2021年から愛用しているのが「1Password(ワンパスワード)」というパスワード管理ツールです。

使い始めてから、パスワードのストレスがほぼゼロになりました。今回はその使い方と、なぜおすすめなのかを詳しくご紹介しますね。

1. なぜパスワード管理が難しいのか

「使い回し」は危険なのに、覚えられない

パスワードの悩みは、大きく2つに分かれます。

ひとつは「忘れてしまう」こと。サービスごとに違うパスワードを設定しようとすると、すぐに何がなんだか分からなくなりますよね。

もうひとつは「使い回し」の問題です。覚えられないからと同じパスワードを複数のサービスで使い回すと、1か所で情報が流出したとき、他のサービスも芋づる式に不正アクセスされてしまいます。これを「パスワードリスト攻撃(リストに載ったパスワードを次々と試みる手口)」と呼びます。

かといって、手帳やメモ帳に書き留めるのも、紛失したときのリスクがあります。

ITのプロほどツールに頼っている

IT業界で41年働いてきた私が言えるのは、「プロほどパスワード管理ツールを使っている」ということです。自分の記憶力を過信せず、ツールに任せる。これが正しいやり方なのです。

2. パスワード管理ツールとは?

パスワード管理ツールとは、すべてのパスワードを安全に保管してくれるアプリのことです。「デジタルの金庫」と思っていただければ分かりやすいですね。

使い方のイメージはこうです。

  1. ツールを起動するときに「マスターパスワード(すべての鍵を開く親鍵)」を1つだけ入力します
  2. あとはツールがサービスごとのパスワードを自動で入力してくれます
  3. 新しいパスワードを設定するときは、ツールが強力なパスワードを自動で生成してくれます

覚えるべきパスワードは「マスターパスワード1つだけ」になります。これがパスワード管理ツールの最大の魅力です。

3. 私が断然おすすめする「1Password」

数あるパスワード管理ツールの中で、私が断然おすすめしたいのが「1Password(ワンパスワード)」です。名前の通り、覚えるのはマスターパスワード1つだけでOKです。

定年前の2021年から愛用していますが、もう手放せません。

1Passwordが優れている理由

どの端末でも使える

データは暗号化(データを読み取れないように変換する技術)されてクラウド(インターネット上のデータ保管サービス)に保存されます。そのため、自宅のデスクトップパソコン、スマートフォン、タブレット、MacBook、ノートパソコンと、あらゆる端末で同じパスワードを使えます。

新しい端末を買ったときも、アプリをインストールしてログインするだけで、すぐに使い始められます。

パスワード以外も一括管理できる

1Passwordに保存できるのは、パスワードだけではありません。クレジットカード情報や、銀行口座番号、マイナンバーなど、大切な情報をまとめて安全に管理できます。「あの番号、どこに書いたっけ」と探し回る必要がなくなります。

セキュリティが非常に高い

1Passwordは「ゼロ知識暗号化(サービス提供会社でさえデータの中身を見られない仕組み)」を採用しています。万が一サーバーに不正アクセスがあっても、暗号化されているため内容を読み取られる心配がありません。

費用と使い始め方

1Passwordは有料のサービスです(個人プランは月額約400〜500円程度)。ただ、これだけのセキュリティと利便性を考えると、十分に価値があると私は感じています。

公式サイト(1password.com)から14日間の無料トライアル(試用期間)を始められますので、まず試してみることをおすすめします。

4. 1Passwordの基本的な使い方(ステップ形式)

ステップ1:アカウントを作成する

1password.comにアクセスして、メールアドレスとマスターパスワードを設定します。このマスターパスワードだけは絶対に忘れないよう、紙に書いて安全な場所に保管しておきましょう。

ステップ2:アプリをインストールする

スマホ(App Store・Google Play)やパソコン(公式サイト)から1Passwordのアプリをインストールします。ブラウザの拡張機能(ブラウザに追加できる補助プログラム)もインストールしておくと、ウェブサイトへの自動入力が便利になります。

ステップ3:パスワードを保存していく

ウェブサービスにログインすると、1Passwordが「保存しますか?」と聞いてきます。「保存」を選ぶだけで、そのサービスのIDとパスワードが自動登録されます。

ステップ4:次回から自動入力される

次回同じサービスにアクセスすると、IDとパスワードが自動で入力されます。ログインがワンタッチで完了する快適さは、使ってみると感動しますよ。

ステップ5:クレジットカードや重要情報も登録する

クレジットカードのカード番号、マイナンバー、保険証番号なども、1Passwordの「安全なメモ」機能に保存しておくと一括管理できます。スマホが手元にあれば、いつでも確認できます。

5. 無料で試したい方向けの選択肢

「まずは無料で試したい」という方には、以下の2つも選択肢になります。

Googleパスワードマネージャー(グーグル パスワード マネージャー)
AndroidスマホやChromeブラウザを使っていれば、最初から入っています。追加インストール不要で無料です。基本的なパスワード保存はこれで十分です。

Bitwarden(ビットウォーデン)
オープンソース(プログラムが公開されており安全性が確認できる)の無料ツールです。iPhone・Android・パソコンすべてに対応しています。

ただ、複数端末での同期や重要情報の管理まで考えると、1Passwordの使い勝手にはかなわないというのが私の正直な感想です。

6. 使う際の注意点

マスターパスワードだけは紙で保管する

マスターパスワードを忘れてしまうと、保存したすべてのパスワードにアクセスできなくなります。このマスターパスワードだけは、紙に書いて自宅の安全な場所(引き出しの奥など)に保管しておきましょう。

スマホには画面ロックを設定する

パスワード管理ツールを使うなら、スマホの画面ロック(顔認証・指紋認証・PINコードなど)は必ず設定しておきましょう。スマホを紛失したとき、画面ロックがあれば他人に見られるリスクを大きく減らせます。

怪しいサイトのパスワードは保存しない

フィッシング詐欺(本物を装った偽サイト)に誘導されてIDとパスワードを入力してしまうと、そのまま盗まれてしまいます。URLが公式サイトと一致しているかを確認してからログインする習慣をつけましょう。

まとめ

パスワード管理の悩みを解決するポイントをまとめます。

  • パスワードの使い回しは非常に危険。ツールを使ってサービスごとに別のパスワードを管理しましょう
  • 私が愛用する「1Password」は、マスターパスワード1つで全端末対応・クレカ情報も管理できる優れものです
  • まずは14日間の無料トライアルで試してみてください

「ツールに頼るのは難しそう」と思っていた方も、使ってみると意外とシンプルです。デジタルの金庫に鍵を預けてしまえば、毎日のログインがずっと楽になりますよ。

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