「AIって、若い人が使うものでしょう?」「なんだか難しそうで、自分には無理」と思っていませんか?
実は私も最初はそう思っていました。IT業界に41年いながら、AIが一般向けに広まった当初は「どう使えばいいのか」と戸惑ったものです。
ところが使ってみると、これが日常生活でとても便利なのです。今では「チャッピー(ChatGPT)」「パプちゃん(Perplexity AI)」「クロコちゃん(Claude)」の3つを使い分けるほど、AIが生活に欠かせなくなりました。
横文字が読みにくいので、私は愛称をつけています。こう呼ぶと、ぐっと親しみやすくなりますよ。今回は私の実体験をもとに、60代の方が日常で活用できるAIの使い方をご紹介しますね。
1. AIとは何か、まずシンプルに理解しよう
AIは「賢い検索+会話相手」と思えばOK
AI(人工知能)と聞くと難しく聞こえますが、日常で使うAIは「賢い検索エンジンに話しかけられるもの」と思っていただければ十分です。
これまでのネット検索は、キーワードを入力してウェブサイトの一覧が出てくるものでした。AIは違います。普通の言葉で質問すると、まるで人間が答えるように、まとまった回答を返してくれます。
「退職後の確定申告はいつまでにすればいい?」「孫へのプレゼントのアイデアを5つ出して」「この文章を丁寧な言葉に直して」。こういった質問に、すぐ答えてくれるのがAIです。
2. 私が使う3つのAIと使い分け
数あるAIツールの中で、私が実際に日常で使っているのは次の3つです。それぞれ愛称をつけて呼んでいます。
① パプちゃん(Perplexity AI)――ちょっとした調べものに最速
費用: 無料版あり
ちょっとした調べものをするなら、パプちゃんが一番早いです。インターネット上の最新情報をリアルタイムで検索しながら答えてくれるため、「今日の天気」「最新のニュース」「商品の評判」といった旬な情報に強いのが特徴です。
使い方はシンプルで、perplexity.aiにアクセスして質問を入力するだけ。回答には出典(情報の出どころ)も表示されるので、信頼性を確認しやすいのも安心できます。
こんな使い方がおすすめ
- 「〇〇とはどういう意味?」という言葉の意味調べ
- 「〇〇病院の評判」など地元の情報収集
- ニュースや時事問題の概要を素早く把握したいとき
② チャッピー(ChatGPT)――相談・壁打ちに頼れる存在
費用: 無料版あり
数あるAIの中で、私が一番長く使っているのがチャッピーです。OpenAI(オープンエーアイ)社が開発したAIで、相談ごとや「壁打ち(アイデアを出しながら考えを整理すること)」に特に向いています。
「こんなことで悩んでいるのだが、どう考えればいい?」「こんなビジネスアイデアがあるが、問題点を指摘してほしい」といった、答えが一つではないテーマにも真剣に付き合ってくれます。
また、使用履歴が保存されるので、「先ほどの話の続きで…」と会話を続けられるのも便利なところです。
こんな使い方がおすすめ
- 老後の生活設計や将来のことを相談したいとき
- 文章の下書きを作ってもらいたいとき
- アイデアを整理したいとき
③ クロコちゃん(Claude)――作業を丸ごと任せるなら断然これ
費用: 無料版あり。Proプラン(月額約3,000円程度)でさらに本格活用
実は、この記事を書いているのも私ではなく、クロコちゃんに作業を指示して作っています(笑)。
ClaudeはAnthropicというアメリカの企業が開発したAIで、現在の私のメインツールです。チャッピーとの大きな違いは「エージェント型(指示された作業を自律的にこなす)」であること。「記事を書いてWordPressに投稿して」「ファイルを整理して」といった、複数の手順を伴う作業を一気に任せられます。
Proプランに加入すると、ファイルの読み書きや外部ツールとの連携もでき、まるで優秀なアシスタントが傍にいるような感覚で使えます。
こんな使い方がおすすめ
- ブログ記事・手紙・プレゼン資料など、まとまった文章を作りたいとき
- 複数の手順を伴う作業を任せたいとき
- じっくり深く考えてほしいテーマを相談したいとき
3. 3つのAIを「使い分け」するのがコツ
「3つも使うの?」と思われるかもしれませんが、慣れてくると自然に使い分けができるようになります。
| 目的 | おすすめ |
|---|---|
| ちょっとした調べもの | パプちゃん(Perplexity AI) |
| 相談・アイデア出し・壁打ち | チャッピー(ChatGPT) |
| まとまった作業を任せる | クロコちゃん(Claude) |
まずは1つから始めて、使い慣れてきたら少しずつ増やしていく、という進め方がおすすめです。
4. 60代の日常で使える!AI活用アイデア
調べ物・相談
「膝が痛いのですが、日常生活で気をつけることは?」「高額療養費制度はどうやって申請するの?」といった疑問を、気軽に聞けます。ただし、医療・法律・税金などの重要な判断は、必ず専門家に確認してください。
文章の作成・手直し
「孫の入学祝いに贈るお手紙を書いてほしい」「自治会の案内文を丁寧にしてほしい」。文章が苦手な方も、AIに下書きを作ってもらってから手直しするだけでOKです。
旅行・お出かけの計画
「京都に2泊3日で行きます。60代夫婦が楽しめる観光スポットと、歩きすぎないルートを教えてください」。条件を細かく伝えると、それに合わせた提案をしてくれます。
料理・レシピ
「冷蔵庫に豚肉・キャベツ・にんじんがあります。塩分控えめで簡単に作れる夕食のレシピを教えてください」。余り物の食材と健康条件を伝えると、レシピを提案してくれます。
趣味の相談
「60代からでも始められる陶芸教室の探し方を教えてください」「家庭菜園でトマトを育てたい。初心者向けに教えてください」。新しいことを始めるときの「最初の一歩」を後押ししてくれます。
5. AIを使う際の注意点
個人情報・パスワードは入力しない
AIとの会話は外部のサーバーに送信されます。氏名・住所・電話番号・パスワード・クレジットカード番号などの個人情報は絶対に入力しないようにしましょう。
情報は必ず確認する
AIは間違った情報を自信満々に答えることがあります。これを「ハルシネーション(幻覚)」と呼びます。医療・法律・税金など重要な情報は、公式情報や専門家で必ず確認してください。
まずは無料版から
どのAIも無料版があります。まずは無料版から使い始めて、「もっと使いたい」と感じたときに有料版を検討すれば十分です。
まとめ
AIを使い始めるポイントをまとめます。
- AIは「賢い検索+会話相手」。難しく考えず、気軽に話しかけてみましょう
- 調べものは「パプちゃん」、相談・壁打ちは「チャッピー」、作業を任せるなら「クロコちゃん」と使い分けるのがコツです
- 個人情報は入力せず、重要な情報は必ず専門家や公式情報で確認しましょう
「難しそう」という第一印象で損をするのはもったいないです。一度使ってみると、きっと「もっと早く使えばよかった」と思いますよ。
今日が人生で一番若い日です。ぜひ、今日から一歩踏み出してください。


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