「LINEをもっと使いこなしましょう」——そんな記事は、世の中にあふれています。便利機能7選、みたいなものです。でも、60代の私が正直に思うのは、機能の数より「付き合い方」のほうがずっと大事だ、ということです。
私がLINEでやり取りする相手は、妻をはじめ、いろいろです。グループも、家族、同級生、趣味のクラブ、会社関係、飲み仲間と、ざっと5つに入っています。数だけ見ればにぎやかですが、使っている機能はごくわずかです。
この記事では、「便利機能の一覧」ではなく、私が実際にLINEで何をしているかを書きます。ちょっと変わった使い方——自作スタンプの販売——から、疲れないための工夫まで。正直にお話しします。
90年代の名車を、LINEスタンプにして売っています
いちばん自分でも意外な使い方から始めます。私はLINEスタンプを自分で作って、販売しています。何種類も作って、今も少しずつ増やしています。
作っているのは、基本的に90年代の名車。私たちの世代がしびれた、あの車たちです。「ゆるかわ」な絵に「おはよー!」「OK!」「いいね!」といった一言を添えたスタンプにしています。1つだけ毛色が違って、愛犬のチワワのスタンプも作りました。値段は1セット190円〜。LINE STOREの私の作品ページから、どなたでも買えます。

作り方は「AIで絵を作って、切り抜くだけ」
絵心は要りません。私はAIで車のイラストを作り、知り合いがAIで作ってくれたアプリで背景を切り抜いて、LINEに登録しただけです。難しい専門知識はいりませんでした。(私がどうAIを使っているかは、こちらの記事に詳しく書いています。)
大事なのは、上手に描くことより、「やってみる」こと。完璧でなくていい。「ゆるかわ」で十分です。
友人のケンメリを、スタンプにしてプレゼントしました
昔、ケンメリ(スカイライン)に乗っていた友人がいます。その友人に、昭和レトロな車のスタンプを作ってプレゼントしました。すると「懐かしい」と、とても喜んでくれました。市販のスタンプでは味わえない、その人だけの一品を贈れる——これは自作ならではの楽しさです。
車名やロゴは入れない。実は一度、注意されました
楽しい話の裏で、ひとつだけ気をつけていることがあります。車の名前・メーカーのロゴ・エンブレムは、スタンプに入れないことです。車名やロゴには、他社の権利があるからです。
実は、私も一度やってしまいました。マツダのロードスターをモチーフにしたスタンプで、うっかりタイトルに「ロードスター」と入れて申請したのです。するとLINEの審査から、「商標権など知的財産権にふれるので、該当箇所を直して再申請してほしい」という連絡が来ました。
でも、慌てることはありませんでした。言われた部分を直して、もう一度申請すればいいだけです。間違えても、やり直せます。だから、あまり怖がらずに挑戦してみてほしいのです。先ほどの友人へのケンメリのスタンプも、車名の文字は入れずに作りました。懐かしさは、雰囲気だけで十分に伝わります。
正直、使っているのは数個の機能だけです
スタンプまで自作しておいて何ですが、私が普段使うLINEの機能は、実はごく限られています。
よく使うのは、写真・動画の共有、YouTubeの共有、そしてLINE通話。だいたいこれくらいです。アルバム、ノート、公式アカウント……世間で「便利」と言われる機能の多くは、正直、使っていません。
だからお伝えしたいのは、世間で「便利」と言われる機能を、全部使わなきゃと気負わなくていいということ。自分に必要な数個で、十分に事足ります。
疲れないための、私のLINEの付き合い方
グループが6つもあると、放っておけば通知だらけになります。だから私は、自分なりの「付き合い方」を決めています。
基本は、通知オフ
必要なもの以外、通知は基本的にオフにしています。四六時中スマホが鳴るのは疲れます。見たいときに、自分から開けばいい。それで困ったことはありません。
「退室」は気まずい。だから通知オフ+非表示
飲み屋でたまたま知り合った人、無料スタンプ欲しさに友だち登録した相手……。付き合いは薄いけれど、いきなり退室するのも角が立って気まずい。そんなときは、退室せずに「通知オフ+非表示(トークを削除)」にします。相手に通知は行かず、自分の画面もスッキリする。これはネットで見つけた方法です。
すぐ返事できないときは、既読をつけない
メッセージを開くと「既読」がついてしまい、「読んだのに返さない」と思われるのが気になる——という方は多いはず。私は、すぐ返事できないときはポップアップの通知画面でチラッと読むだけにして、ちゃんと返せるときに開きます。こうすると既読がつきません。
送る相手を間違えたら、すぐ「送信取り消し」
私も一度、送る相手を間違えたことがあります。気づいてすぐ「送信取り消し」をしました。ただ正直に言うと、取り消す前に相手が見てしまったかもしれません。それ以来、送信ボタンを押す前に、宛先をひと呼吸おいて確認するようにしています。
飲み会・旅行の日程調整は「調整さん」が便利
飲み会の日程を決めるとき、LINEで「俺は金土日しかダメ」「水曜はダメ」「いつでもいいよ」とやり取りすると、話が行ったり来たりして、なかなかまとまりません。
そこで使っているのが「調整さん」という無料のサイトです。候補の日を並べて、参加者に○×をつけてもらうだけ。同級生5人くらいで印をつけてもらうと、みんなが行ける日が一発でわかります。「じゃあ、この日にしましょう」と決めやすい。LINEで何往復もするより、断然ラクです。
ケアマネさん・ヘルパーさんとは、LINEをしません
母の介護でお世話になっているケアマネジャーさんやヘルパーさんとの連絡は、LINEではなくSMS(ショートメール)にしています。
理由は、相手はお仕事で、会社の携帯電話を使っているから。個人の携帯番号やLINEを教えてもらうのは、相手に失礼だと私は思うのです。便利さより、相手への配慮。これも一つの、LINEとの付き合い方だと思っています。(母の介護のことは、こちらの記事に書いています。)
まとめ:機能の数より、自分に合った付き合い方を
LINEは、便利機能を全部使う必要はありません。私は自分でスタンプを作って売る一方で、普段使う機能はほんの数個。通知はほとんどオフ。それでも、家族とも、同級生とも、飲み仲間とも、ちゃんとつながっています。
大事なのは「使いこなす」ことより、自分に合った付き合い方を見つけること。肩の力を抜いて、必要なところだけ、気持ちよく使えばいいのだと思います。
今日が人生で一番若い日です。ぜひ、今日から一歩踏み出しましょう。


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