【退職したら、もうできません】ふるさと納税は“現役のうち”に|北海道のいくら、和歌山のうなぎ、私の定番

ふるさと納税の返礼品が食卓に並ぶイラスト。いくらの丼、うなぎ、刺身、柿とぶどう、お茶 お金の悩み

ふるさと納税。私は、もうできません。

去年、会社を退職して収入がなくなり、寄附できる枠が、ほとんどなくなってしまったからです。長年、当たり前のように楽しんできたので、これは正直、こたえました。

だからこそ、いままさに現役で働いている同世代の方に、声を大にして伝えたいのです。ふるさと納税は、「現役のうち」にやっておくべきものですよ、と。今日は、私の実体験——定番の返礼品から、退職して気づいたこと、気をつけたい落とし穴まで——を、正直にお話しします。

私の定番は、北海道のいくらと、和歌山のうなぎ

まず、楽しい話から。ふるさと納税の醍醐味は、なんといっても返礼品です。

私の毎年の定番は、北海道の「いくら」と、和歌山の「うなぎ」。この2つは、もう必須です。食卓に届くと、家族の顔がほころびます。「今年も、この季節が来たな」と。ふだんは少し贅沢で手が出にくいものが、寄附のお礼として届く。この特別感が、たまりません。

使っているサイトは「さとふる」です。理由は……正直に言うと、始めるときに、たまたま選んだ。それだけです。でも、一度慣れてしまえば、毎年同じサイトで頼むのが、結局いちばん楽。サイト選びに、あまり悩む必要はないと思います。

手続きは、確定申告にまとめてしまう

ふるさと納税の税金の手続きには、「ワンストップ特例」と「確定申告」の2つがあります。私は、確定申告にまとめています。

もともと、株の取引や医療費控除で、毎年ずっと確定申告をしているからです。だったら、ふるさと納税だけワンストップで別にするより、まとめて申告したほうが早い。

しかも今は、マイナポータルと連携すれば、ふるさと納税の寄附額が自動で取り込まれます。一つひとつ入力する手間がありません。ずいぶん、楽になりました。(確定申告のやり方は、こちらの記事に詳しく書いています。)

退職して分かった。これは「現役のうち」の制度だった

ここが、今日いちばん伝えたいことです。

ふるさと納税で寄附できる金額の上限は、その人の収入によって決まります。収入が多いほど枠は大きく、少なければ小さい。そして——収入がなくなれば、枠も、ほとんどなくなります。

私は去年、退職しました。その結果、あれだけ毎年楽しんでいたふるさと納税が、もう、ほとんどできなくなってしまったのです。ふるさと納税の制度が始まったのは、2008年。私は比較的早くから続けてきたつもりでしたが、それでも今、思います。「現役のうちに、もっとやっておけばよかった」と。

もし、あなたが今まだ働いていて、ふるさと納税をやったことがないなら。あるいは、たまにしかやっていないなら。ぜひ、現役の今のうちに。退職してからでは、遅いのです。これは、働いている人への、ごほうびのような制度なのですから。

それに、長くやってきて実感するのは、返礼品が年々“渋く”なっていることです。私が始めたころは、北海道のいくらが8,000円ほどの寄附でもらえました。それが今では、同じようないくらに15,000円くらい必要です。過熱した返礼品競争をきっかけに国のルールが年々厳しくなり、同じ品でも、もらうために必要な寄附額が、じわじわ上がってきた印象です。だからこそ、始めるなら、早ければ早いほどいい。いい制度が、今の形のうちに、ぜひ。

(※寄附の上限額は、収入や家族構成によって人それぞれです。各サイトのシミュレーションで、ご自身の枠を確認してから寄附してください。)

気をつけたい、2つのこと

長年やってきたからこそ分かった、注意点も2つ、お伝えします。

① 返礼品は「冷凍」が多い。冷凍庫がパンパンになります

いくらも、うなぎも、お肉も海産物も、返礼品は冷凍で届くものがほとんどです。まとめて寄附すると、返礼品が次々に届いて、冷凍庫に入りきらなくなります。お恥ずかしい話、私は返礼品のために、冷凍庫をもう一台、買い足したほどです。頼むときは、届く時期と量を、少しだけ計画的に。

② 6月に届く「住民税の通知」は、必ず確認する

これは意外と見落とされがちな、でも大事なことです。ふるさと納税で寄附した分は、翌年の住民税から差し引かれます。その結果は、6月ごろに届く住民税の通知書に載っています。

実は私は一度、この控除が、きちんと反映されていなかったことがありました。ちゃんと寄附したのに、税金が安くなっていなかったのです。ですから、寄附しっぱなしにせず、翌年6月の通知で「控除が正しく入っているか」を必ず確認してください。もし抜けているようなら、お住まいの市区町村の窓口に問い合わせを。

まとめ:現役のうちの、ごほうびです

ふるさと納税は、損得の細かい計算より、「現役のうちに楽しんでおくもの」だと、退職した今、しみじみ思います。

北海道のいくらと、和歌山のうなぎ。あの食卓の笑顔は、働いていた自分への、ちょっとしたごほうびでした。いま現役のあなたには、その特権があります。ぜひ、忘れず、確認しながら、楽しんでください。

今日が人生で一番若い日です。ぜひ、今日から一歩踏み出しましょう。

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