今、私の財布に入っているクレジットカードは、たった2枚です。
以前は、もっとたくさん持っていました。それを思い切って2枚に減らしたら、財布も、気持ちも、驚くほど軽くなったのです。
「クレジットカード、何枚も持っているけど、本当にお得に使えているのかな?」もし少しでもそう感じているなら、この記事がお役に立てると思います。今日は、IT歴45年・投資歴20年の私が、たくさんのカードを手放して2枚に絞るまでの話を、正直にお伝えします。
昔の私は「カードだらけ」だった
お恥ずかしい話ですが、現役時代の私は、カードをどんどん増やしていました。
会社の関係で契約した電力会社のカード、生協のカード、勤務先の近くのコンビニのカード……。「作ると特典があります」と言われるたびに、なんとなく作ってしまうのです。年会費のことも、たいして気にしていませんでした。
ですが、これには落とし穴がありました。「年会費永年無料」は、「永久無料」ではないのです。条件が変わって年会費がかかるようになったり、そもそも使わないと手数料が発生したり。気づかないうちに、無駄な出費になっていることがあります。
さらに、カードが増えると、それぞれから届くメールやお知らせの管理に時間を取られます。財布はカードでパンパンに膨らみ、分厚くなっていました。今思えば、あれは「持っているだけで損をしている」状態だったのです。
今使っているのは、この2枚だけ
退職を機に、私はカードを大整理しました(この片づけの全体像は退職前の金融機関の整理に書いています)。残したのは、次の2枚です。
メイン:楽天カード(普段の買い物すべて)
食費、日用品、公共料金、サブスク——JR・旅行以外の支払いは、すべてこの1枚に集約しています。最初はポイント目当てで作りました。正直、最近はポイント制度が以前より渋くなりましたが、それでも「生活費が1枚にまとまる分かりやすさ」が気に入って、そのまま使い続けています。
サブ:VIEWカード(JR・旅行・駅ビル)
こちらはJR系のカードです。実は、現役時代に新幹線通勤をしていて、定期代だけで年60万円以上かかっていました。VIEWカードで定期を買うと、それだけで5%のポイントが自動で貯まったのです。何もせずに、です。これは大きかったですね。退職した今は、JRの利用や駅ビルでの買い物、そして大人の休日倶楽部の旅行で活躍しています。
——ポイントが「たくさん貯まるから」ではなく、「自分の生活の中で自然に使う場面があるから」この2枚を選んでいる。これが、昔との一番の違いです。
ここで、私が一番お伝えしたい「温度感」があります。それは、ポイントを「取りに行く」のではなく、普通に暮らしていたら「結果として付いていた」——それくらいがちょうどいい、ということです。ポイントのために遠くの店へ行ったり、要らないものを買ったりするのは、本末転倒です。VIEWカードで定期代の5%が自然に貯まったように、無理なく貯まる仕組みだけを選んでおく。あとは、ポイントのことは忘れて暮らす。これが、疲れないお金との付き合い方だと思っています。
カード選びの軸が「ポイント」から「安全」に変わった
昔の私は、とにかく還元率、ポイント重視でした。ですが今、いちばん大切にしているのは「安全性」と「シンプルさ」です。
この考えが決定的になったのは、妻のカードが不正利用されたときでした(その顛末は妻のクレジットカードが不正利用された話に詳しく書いています)。カードは、持っているだけで不正利用のリスクを抱えます。つまり、使わないカードを持たないだけで、詐欺やトラブルに遭う確率が下がるのです。
「1枚でも多くポイントを」と考えていた昔の自分に、今なら言えます。——それより、管理しきれる枚数に絞るほうが、ずっと得だよ、と。これは、パソコンやスマホのセキュリティと同じ考え方です。余計なものを持たないことが、最大の防御になります。
スマホ決済との使い分け
最近は、カードを直接出す機会も減りました。日々の支払いの主役は、スマホ決済です。
私の使い分けは、こんな具合です。
- メインは楽天ペイ(楽天カードとひも付けて、ポイントも貯まる)
- 楽天ペイが使えないお店では、PayPay や QUICPay
- 金額の大きい買い物は、カードで直接決済
現金を使う場面は、本当に少なくなりました。
財布の中身は、こんなにスッキリ

今の私の財布に入っているのは、クレジットカード2枚と、株主優待でもらったQUOカード、そして少しの現金だけです。キャッシュレスが中心なので、その現金すら、あまり使う機会はありません。
分厚かった昔の財布とは、大違いです。カードを減らして失ったものは、正直、何もありませんでした。得られたのは、管理の手間からの解放と、安心感でした。
まとめ
カードを5枚以上から2枚に減らした、私の実感をまとめます。
- 「年会費永年無料」は永久無料とは限らない。使わないカードは、持っているだけで損とリスクの元
- カードは「ポイントの多さ」より「自分の生活で自然に使う場面があるか」で選ぶ
- 枚数を絞ることは、節約であり、管理の手間を減らし、詐欺リスクも下げる「一石三鳥」
もしお財布がカードでパンパンなら、一度、本当に使っているカードを数えてみてください。2枚か3枚あれば、たいていの生活は十分に回ります。財布が軽くなると、気持ちまで軽くなりますよ。
今日が人生で一番若い日です。ぜひ、今日から一歩踏み出しましょう。
免責事項:本記事は筆者個人の体験・見解に基づくものであり、投資・税務・法律等に関する専門的なアドバイスではありません。カードの年会費・特典・還元率は変更される場合があります。実際の判断は、各カード会社の公式情報をご確認のうえ、ご自身で行ってください。


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