この連休は、雨の予報でした。
出かける用事もないので、片づけをすることにしました。 9月19日から21日まで、1日2時間ずつ。合わせて6時間ほどです。
片づけたのは3か所。自分の部屋のクローゼット、ラジコンの作業部屋、そして服をしまってある納戸です。
結果を先に書きます。スーツは1着残らず捨てられました。ネジは、種類ごとに分けて、元に戻しました。
スーツは、10着以上を燃えるごみで捨てました
まず、服からでした。
クローゼットにスーツが10着以上ありました。ほとんどが花菱のオーダーです。 作ったときは、それなりの値段でした。
迷いが、少しありました。値段のことです。
ただ、着ていません。 退職してから、スーツを着る機会がありません。この先も、あまり思い当たりません。
袋に入れて、燃えるごみに出しました。1着ずつ考えていたら終わらないので、まとめてです。
そのときに思っていたのは、これだけでした。
必要ならば、新たに買えばいい。
いま振り返ると、1着くらい残してもよかったかなという気持ちもあります。ただ、そう思っても、やはり結論は同じです。必要なら買えばいい。
服は、これで終わりました。思っていたより、あっけなく片づきました。
そして、ラジコンの部屋で止まりました
次に、ラジコンの作業部屋です。
50年やっている趣味です。物があります。
- 屋根裏部屋に、飛ばしていない機体が何機か
- 作業部屋にも、何機か
- 合わせて20機以上
- エンジンが複数、リポバッテリーも複数
- 機体ごとの専用パーツ、汎用のパーツ
- 専用の工具、接着剤、グリス
バッテリーだけは、先日片づけました。古いリポバッテリー(ラジコンに使う充電式の電池)です。そのまま捨てると発火のおそれがあるので、放電して、塩水に1週間つけて、電圧が0であることを確かめてから分解し、金属を分けて、自治体の決められた方法で出しました。作業はすべて庭のコンクリートの上です。
この方法は、おすすめしません。 充電器に付いている放電機能では完全には放電できないので、自作の放電器を使いました。分解する前には、電圧計で0ボルトであることを確かめています。道具と、判断できるだけの知識がある前提の作業です。
そもそも、引き取ってくれるところが見つかりませんでした。 家電量販店などに置かれている回収の箱は、一般的な家電のリチウムイオン電池のためのものです。私が探した範囲では、ラジコン用の大きなもの(6セル・5000mAh以上)をそのまま持ち込める先はありませんでした。だから、自分でやるしかなかったというのが正直なところです。
同じものをお持ちの方は、買ったお店やメーカー、お住まいの自治体に聞いてみてください。 私が探した範囲の話なので、地域によっては引き取り先があるかもしれません。
ここまでは、手が動きました。
手が止まったのは、ネジでした
機体でも、エンジンでもありませんでした。ネジです。
引き出しを開けたら、物凄い量と種類がありました。
長さが違う。太さが違う。頭の形が違う。ステンレスのもの、そうでないもの。特定の機体にしか使わないもの。どれにでも使えるもの。
手に取って、考えました。これは要るのか、要らないのか。
判断するのに、時間がかかりました。 1本ずつです。しかも量が量です。
結局、どうしたか。
種類ごとに分けて、そのまま保管しました。
パーツケースに入れたもの、袋に分けたもの。袋には手書きで「ラジコン用」「ネジ、ナット、ワッシャ」「タッピングネジ、木ネジ」「その他」と書きました。

明らかに要らないと分かるものだけは、捨てました。残りは全部、元の場所です。
片づけようとして、整理して、元に戻した。6時間のうち、いちばん時間を使った作業が、これでした。
ここで止まった理由は、はっきりしています。手に入らないからではありません。 一般的なネジなら、たぶん今でも売っています。量が多すぎて、要るか要らないかを決めること自体に時間がかかった、それだけです。
「1年使わなかったら捨てる」が効かないもの
片づけの本には、たいていこう書いてあります。
1年使わなかったら、捨てましょう。
服には、よく効きます。実際、スーツはこれで片づきました。
ところが、趣味の物には効きにくいのです。1年使わなくても、5年後に要ることがあるからです。
そして、手が止まる理由は、ひとつではありませんでした。2つあります。
ひとつめは、量です。 ネジがこれでした。要るか要らないかを決めるのに、1本ずつ時間がかかる。決められないのではなく、決める作業が終わらない。
ふたつめは、もう手に入らないものがあることです。
私の機体のひとつは、プロペラの替えが手に入りません。メーカーは生産を終了していて、部品のページを見ても、並んでいるものはほとんど在庫切れです。いま付いているのは、別の機種用のものです。サイズが同じで、それがいちばん最後まで売っていたからです。

こう書くと、「だから捨てられないのは仕方ない」という話になりそうです。
でも、そうではありません。
買えないから捨てない、では何も捨てられません
考えてみると、こうです。
買えないから捨てない。 この理屈を通すと、趣味の物は何ひとつ捨てられなくなります。 古い物ほど手に入らないのですから、古い物ほど残ることになります。
それに、趣味というのは、そういうものでもありません。部品がなければ、工夫すればなんとかなる。 50年やってきて、そうやって飛ばしてきました。
だから、「もう買えないから」は、捨てない理由としては弱いのです。
一旦、古いものは捨てる。 それも手かもしれない、と思っています。
手はあります。やっていないだけです
飛ばさなくなった機体をどうするか。方法がないわけではありません。
- 人に譲る
- 店に置いてもらって、売る
- 飛行場で焼く(実際に、そうした機体もあります)
どれも、やったことがあります。できないことではありません。
それでも、なかなかできないでいます。
結局は、誰かが処分することになります
片づけながら、こう思いました。
私が死んだあとは、誰かが処分することになります。
屋根裏の20機も、エンジンも、種類ごとに分けたネジも、全部です。そして、その誰かは、どれが大事でどれが要らないかを知りません。まとめて捨てるしかありません。
そう考えると、いま私がやるべきことが、少し見えてきます。
捨てるかどうかを決めることではなく、残す理由を言えるようにすることです。
保管し続ける理由を、言えますか
これが、6時間かけて出た結論でした。
いま飛ばしていないものを、保管し続ける理由を明確にする。
- また飛ばすつもりがある → 残す
- 直せば飛ぶ → 残す。いつ直すかも決める
- 部品取りとして要る → 残す。どの機体のためか書いておく
- 思い出として置いておきたい → 残してよい。ただし「思い出だ」と自分で言えること
- 何も言えない → そこが、手放すものです

ネジも同じです。どの機体のためのネジか言えるなら、残す理由があります。 言えないなら、種類ごとに分けても、片づいたことにはなりません。
私はまだ、そこまでできていません。今回は、種類ごとに分けて戻しただけです。
ただ、分けたことは無駄ではなかったと思っています。何があるのかが、少し見えました。次はその一つひとつに、理由を付けていく番です。
まとめ
雨の連休に、6時間かけて片づけをしました。
- スーツは10着以上、1着残らず捨てられた(必要なら買えばいい)
- ネジは、種類ごとに分けて元に戻した(量が多すぎて、決めること自体が終わらなかった)
- 「1年使わなかったら捨てる」は、服には効くが、趣味の物には効きにくい
- 手が止まる理由は2つ。量が多いことと、もう手に入らないこと
- ただし「もう買えないから」は、捨てない理由としては弱い
残ったのは、ひとつの問いでした。
いま使っていないそれを、保管し続ける理由を、言えますか。
言えるなら、堂々と残せばいいと思います。私も、そうします。言えないものが見つかったときが、手放すときなのでしょう。
片づけは、まだ途中です。それでも、物差しがひとつ手に入りました。
物を処分した話は、ほかにも書いています。古いHDD4台を、消して壊した一日と、MiniDVのテープが9本出てきた話です。
今日が人生で一番若い日です。ぜひ、今日から一歩踏み出しましょう。


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