エクスプローラーで「PC」を開くと、ドライブごとに横棒のグラフが出ます。空きが少なくなると、この棒が青から赤に変わります。
私は、この棒が赤くなったのを見たことがありませんでした。
ところが、記録を見返して驚きました。
2026年8月3日、Cドライブ 475.9GB中、空きは42GB。使用率91.2%、空きは8.8%です。
つまり、赤くなっていたはずなのです。
なぜ見ていなかったのか
理由は単純でした。
この棒は、表示のしかたによっては出てきません。
私はエクスプローラーをいつも「詳細」表示にしています。名前と日付と大きさが表になって並ぶ、あの形です。この表示では、容量の棒は出ません。
今回、表示のしかたを全部試してみました。棒が出るのは「並べて表示」と「コンテンツ」でした。 そのうち、いちばん見やすかったのが「コンテンツ」です。下の写真は、それに切り替えて撮ったものです。

赤くなっていても、見ていなければ気づきません。 私がそうでした。
お使いのパソコンで棒が出ていないなら、壊れているわけではありません。エクスプローラーの表示を「コンテンツ」に変えてみてください。
赤の目安は「10%」と言われています
赤くなる目安は「空きが10%を切ったら」とよく言われています。知恵袋にも、個人のブログにも、そう書いてあります。
ただ、Microsoftの公式な説明は見つけられませんでした。 Microsoftの質問コーナーにも「赤色表示を制御している閾値について」という質問が立っているくらいです。ですので「そう言われている」までにしておきます。
私の場合は8.8%でしたから、どちらにしても下回っていました。
片づけた理由は、容量ではありませんでした
8月9日の午前に、Cドライブを片づけました。117GB空きました。
ただ、きっかけは容量ではありません。そのとき私が思っていたのは、これでした。
管理するものを減らしたい。
使っていないソフト、もう開かないデータ、何が入っているか分からないフォルダ。容量よりも、そういうものが増えていくことのほうが気になっていました。
結果として117GB空いた、という順番です。
何が入っていたか
開けてみると、上位は思っていたものと違いました。
- 画像生成AIのフォルダ 54GB — 最終更新が2024年4月。1年以上開いていません
- Steamのゲーム5本 47.5GB — Dead Space、Disintegration、INSIDE、Ministry of Broadcast、Limbo。Dead Space 1本だけで36.3GB
- 動画編集ソフトのデータ 8.65GB — 中身は2025年10月の画面録画が2時間ぶん
- スマホのアプリを動かすソフト 3.28GB
- pipのキャッシュ 2.48GB — プログラムの部品を一時的にためておく場所
写真でも動画でもありません。全部、ソフトとその置き土産でした。
消す前に中を見たら、1,108枚入っていました
いちばん大きかった54GBのフォルダを消そうとして、念のため中を開きました。
生成した画像が1,108枚、入っていました。 1.3GBぶんです。
ソフト自体はもう使っていません。いまの画像づくりは別の方法に変えています。でも、中の画像は、私が作らせたものでした。
Dドライブへ移してから、フォルダを消しました。
もし中を見ずに消していたら、1,108枚ごと消えていました。
消したもの、残したもの
判断はこうでした。
| 消したもの | 大きさ | なぜ消せたか |
|---|---|---|
| 画像生成AIのフォルダ | 54GB | 1年以上使っていない。中の画像は逃がした |
| Steamのゲーム5本 | 47.5GB | もう一度ダウンロードできる。買った記録はアカウントに残る |
| 動画編集ソフトのデータ | 8.65GB | ソフト本体は、すでに入っていなかった |
| スマホのアプリを動かすソフト | 3.28GB | 使っていない |
| pipのキャッシュ | 2.48GB | 消しても、使えば自動で戻る |
| 残したもの | 大きさ | なぜ残したか |
|---|---|---|
| RealFlight 6(ラジコンの練習ソフト) | 7.18GB | いまも使っている |
| Steam(Planet Crafter・Subnautica・シレン6・ドラクエIII) | 35.28GB | いま遊んでいる |
| Claudeのアプリのデータ | 約10GB | 毎日使っている。中身は触らない |
| wsl・CapCut など | — | 今週も使った |

物差しは2つだけでした。
いま使っているか。 そして、消しても取り戻せるか。
Steamのゲームは、消しても買い直しになりません。アカウントに記録が残っていて、また落とせます。実際、いちばん大きかったDead Spaceの36.3GBは、また遊びたくなれば落とし直せます。キャッシュはそもそも自動で戻ります。取り戻せるものは、思い切って消せます。
あぶなかったのは、容量の大きいものではありませんでした
いちばんヒヤリとしたのは、2GBのソフトを消すときでした。
2008年に買ったラジコンの練習ソフトです。古い版なのでもう使っていません。アンインストールの画面を進めていくと、途中でこう聞かれました。
「シリアル番号を削除しますか」
そして選択肢に、「すべての製品のシリアル番号」という項目がありました。
これを選んでいたら、いま使っている新しい版のシリアル番号まで消えていました。 同じメーカーの製品だからです。
古い箱とシリアル番号の紙が手元に残っていたので、最悪でも入れ直せる状態ではありました。ですが、選択肢を読まずに進めていたら、現役のソフトを巻き添えにしていました。
消す作業でいちばん危ないのは、大きいものではありません。 「ついでに」が付いてくるものです。
消すのではなく、移したもの
全部を消したわけではありません。置き場所を変えただけのものが2つあります。
ひとつは、iPhoneのバックアップです。50GBあります。これはCドライブの中に作られるのが普通ですが、置き場所をDドライブに変えてあります。消してはいけないものなので、移して逃がしました。
もうひとつは、ラジオの録音です。録りためると増えていく一方なので、保存先そのものをDドライブに変えました。たまる前に、行き先を変えた形です。
「消す」の前に「移す」がある。 容量の話になると忘れがちですが、消さずに済むものはけっこうあります。
10年前、消したものが戻ってきませんでした
ここまでは、うまくいった話です。うまくいかなかった話も書いておきます。
10年ほど前、以前使っていたパソコンでのことです。
他の人に見られたくない記録を、隠しファイルにして持っていました。隠しファイルというのは、設定を変えないと画面に出てこないファイルのことです。
パソコンを片づけるときに、バックアップを取りました。 そして、取ったつもりで元を消しました。
しばらくして、その記録に書き足そうとしました。ファイルがありませんでした。
バックアップの中にも、入っていませんでした。
原因は、いまも分かりません。 フォルダごとコピーしたつもりでしたし、そうであれば隠しファイルも付いてくるはずです。それでも、入っていませんでした。
残念でしたが、諦めました。消したファイルは、戻ってきません。
だから、確かめるようになりました
この失敗から私が変えたのは、ひとつだけです。
コピーしたあとに、数えるようになりました。
元と先で、ファイルの本数と、合計の大きさ(バイト数)の両方を突き合わせる。どちらか片方では足りません。今年の8月にやったバックアップでは、本数の差はたった1本でしたが、容量の差は6.42GBありました。本数だけ見ていたら見逃していました。
隠しファイルも、数に入れて数えます。見えていないものは、忘れます。
写真のバックアップは4か所に分けて持っていますが、あれも同じ考え方です。取ったつもりにならないこと。
まとめ
Cドライブを片づけて、117GB空きました。
- 空きは42GB(8.8%)まで落ちていた。赤くなる目安と言われる10%を下回っていた
- それなのに気づかなかった。容量の棒は「詳細」表示では出てこない(「並べて表示」か「コンテンツ」にすると出る)
- きっかけは容量ではなく「管理するものを減らしたい」だった
- 上位を占めていたのは、写真や動画ではなくソフトとその置き土産
- 消す前に中を見たら、画像が1,108枚入っていた
- 物差しは2つ。いま使っているか。消しても取り戻せるか
- いちばん危なかったのは2GBのソフト。「すべての製品のシリアル番号を削除」を選ぶところだった
- 消さずに「移した」ものが2つ(iPhoneのバックアップ・ラジオの録音)
まず、自分の画面に棒が出ているかどうかを見てください。 出ていなければ、赤いかどうかも分かりません。私は1年以上、分からないまま使っていました。
そして開けてみると、思っていたものと違うものが出てきます。 私の場合は、写真ではなくソフトでした。
そして、消す前にひとつだけ。中を見てください。 54GBのフォルダに、1,108枚入っていました。
古いハードディスクを処分した話も書いています。あちらは物理的に壊した記録です。
今日が人生で一番若い日です。ぜひ、今日から一歩踏み出しましょう。


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