前回、「Windows 10を使い続けていいか」という記事を書きました(【15年目のWindows 10】友人が乗り換えたら「起動がすこぶる早い」と言いました)。友人が15年使ったパソコンの話です。
その記事で、私は「手元にWindows 10のパソコンはない」というつもりで書いていました。
ところが、クローゼットを整理していたら、パソコンのケースが出てきました。

開けてみると、ThinkPadでした
中に入っていたのは、レノボのThinkPad Edge E135です。11.6型の、小さなノートパソコンです。

本体のシールには、Windows 8と書いてありました。起動すると、Windows 10でした。いつWindows 10に上げたのかは、覚えていません。たぶん、ネットから上げたのだと思います。
買った時期も、覚えていません。最後に使ったのは、2019年です。
ラジコンの飛行場で、設定に使っていました
このパソコンは、ラジコンの飛行場で使っていました。ヘリコプター用のジャイロ(機体の揺れを感じ取って、姿勢を安定させる装置)の設定と、ドローンの設定です。
現場での設定には、小さいノートパソコンが使いやすいのです。
起動は、すぐでした
電源を入れると、すぐに起動しました。前回の友人のパソコンは、起動に30分かかっていました。

ただ、時計は合っていませんでした。画面には「10:21」と出ていますが、この写真を撮った時刻は9時39分です。42分進んでいたことになります。
ネットにつながっていない状態だったので、時計の時刻がずれたのだと思います。
「純正バッテリー非装着」と出て、充電できません
もうひとつ、こんな表示が出ました。

「レノボ純正バッテリー非装着」。その下に「装着されているバッテリーはこのシステムではサポートされていないため、充電されません」とあります。
でも、このバッテリーは、買ったときから付いていたものです。純正品です。
レノボのサポートページには、こう書かれています(ノートパソコンでバッテリが充電できない場合の対処方法)。
また、長期間使用していなかった場合はバッテリが過放電となり、充電ができないなど故障の原因になります。
最後に使ったのが2019年なので、7年しまっていたことになります。
純正品なのに「純正ではない」と出る理由までは、このページには書かれていません。ただ、長くしまっていたことは、充電できない理由のひとつになりえます。
でも、充電したいですよね。ひどいです。
Windowsは、バッテリーの名前を読めていませんでした
原因を探すために、Windowsが読み取ったバッテリーの情報を出してみました。コマンドプロンプトで、次のように打ちます。
powercfg /batteryreport
できあがった「battery-report.html」をブラウザで開くと、こう出ました。

| 項目 | 表示 |
|---|---|
| 名前・製造元・シリアル番号・化学・サイクル数 | すべて「-」(読めていない) |
| 設計容量 | 57,720 mWh |
| フル充電容量 | 54,060 mWh(設計の約94%) |
| 残量 | 「-」(ずっとACアダプターの電源) |
容量の数字は出ています。でも、バッテリーが「自分は何者か」を名乗る部分は、1つも読めていません。
レノボの純正チェックがこの部分を見ているのだとすれば、純正品でも「純正ではない」と出ることになります。ここは、私の推測です。
名乗りが読めない理由として考えやすいのは、長くしまっている間に過放電になって、バッテリーの中の回路が応答しなくなったことです。レノボのページにある「過放電」と、つじつまは合います。
Windowsの更新は、2017年で止まっていました
レポートの上のほうには、パソコンそのものの情報も出ていました。
| 項目 | 表示 | 意味 |
|---|---|---|
| BIOS | HMET67WW(2.07)2012年12月5日 | 買ったときのまま、一度も更新していない |
| Windows | 10586.1176(th2・170913) | Windows 10 のバージョン1511。中の日付は2017年9月 |
バージョン1511は、2015年11月に出たWindows 10です。この版のサポートは、2017年10月10日に終わっています(Windows Central)。
最後に使ったのは2019年ですが、Windowsの更新は2017年で止まっていたことになります。
BIOSのほうも調べました。レノボのサイトによると、E135用のBIOSは、2016年10月20日の2.58が最新です。私のE135は、2012年の2.07のままでした。
2.07より後の変更点に、バッテリーや充電に関する修正は1つもありません。しかも、BIOSを更新するには「ACアダプターと、充電されたバッテリー」が要ると、説明書に書かれています(レノボ BIOS Update Utility – ThinkPad Edge E135)。充電できないバッテリーでは、更新そのものができません。
同じページには「開発サポート終了(End of Development Support)」とあり、今後ソフトウェアの更新は提供されないそうです。
使い続けるか、の答えは同じです
前回の記事では、「Windows 10を使い続けていいか」と聞かれたら「いいえ」と答える、と書きました。
自分のパソコンでも、答えは同じです。
| 気になること | このThinkPadの場合 |
|---|---|
| Windowsのサポート | この版(1511)は2017年10月10日で終了。Windows 10全体も2025年10月14日で終了 |
| 最後に使った年 | 2019年 |
| バッテリー | 充電できない |
| BIOS | 2012年の2.07のまま(最新は2016年の2.58。充電できないので更新もできない) |
| 起動 | すぐ(時計は42分ずれていた) |
でも、このサイズのノートパソコンはいいですね。デザインもいいので、このまま中身を入れ替えたいくらいです。
それでも、中を確認してから、処分するつもりです。
このThinkPadの中は、ハードディスクでした。古いハードディスクを、中身を消してから処分した話は、前に書いています(【消去ソフトは要りませんでした】古いHDD4台を、消して壊した一日)。
本体の裏には「PCリサイクルマーク」のシールが貼ってありました。このマークが付いた家庭向けのパソコンは、処分するときに、追加の料金なしでレノボが回収してくれます(レノボ 家庭系PC回収リサイクル・サービス)。

初期化に、7時間12分かかりました
回収に出す前に、このThinkPadを初期化しました。Windows 10の「設定」→「更新とセキュリティ」→「回復」→「このPCを初期状態に戻す」から、「すべて削除する」を選びます。リサイクルに出すので、「ファイルを削除してドライブのクリーニングを実行する」も選びました。

初期化が始まったのは、12時56分です。終わったのは、20時8分でした。
| 時刻 | 画面 |
|---|---|
| 12:56 | このPCを初期状態に戻しています(1%) |
| 13:03 | 15% |
| 13:24 | 35%。ここから、しばらく動きませんでした |
| 13:42 | 40% |
| 14:15 | 52% |
| 14:48 | 74% |
| 16:11 | 81% |
| 17:39 | 88% |
| 18:40 | 93% |
| 19:33 | 97% |
| 20:00 | 100%。続けて「Windowsをインストールしています」 |
| 20:08 | 「こんにちは」(国や地域を選ぶ画面) |
時刻は、写真を撮ったときや、画面を見たときのものです。14時15分からの33分で22%進んだこともありましたが、81%から97%までは、1%に12〜13分かかっています。


やはり、ハードディスクは遅いですね。
レノボに、回収を申し込みました
初期化のあと、レノボの「家庭系PC回収リサイクル・サービス」に、ホームページから申し込みました。
入力で迷ったところが、2つありました。
ひとつは、購入時期です。いつ買ったかは覚えていません。BIOSの日付が2012年12月5日で、買ったときのままだったので、2013年ごろと考えて「2013年7月ごろ」と入れました。入力欄にも「ごろ」とあるので、だいたいで大丈夫です。
もうひとつは、機種です。「E135」と入れたら、「機種は7 or 8 or 10文字で入力してください」と出ました。ここに入れるのは、「マシンタイプ・モデル」という番号です。私のE135は「3359CTO」でした。前に出したバッテリーレポートの「SYSTEM PRODUCT NAME」にも、「LENOVO 3359CTO」と出ています。

PCリサイクルマークが付いているので、回収の料金は0円です。
送料も、かかりません。パソコン3R推進協会のQ&Aに、「回収・再資源化料金には回収物流費用等が含まれていますので、ゆうパック料金を別途支払う必要はありません」とあります(パソコン3R推進協会 PCリサイクルQ&A)。

申し込みが終わると、仮受付番号が出ました。正式な番号は、料金支払い用紙か、エコゆうパックの伝票で知らせてくれるそうです。この画面は印刷しておくように、とも書かれています。私は、スクリーンショットで残しました。
申し込んだあと、メルカリでも、同じThinkPad Edge E135を検索してみました。私のより汚れたものが、7,000円で売れていました。
この金額では、面倒で割に合いません。私のはピカピカです。でも、バッテリーがダメです。レノボの回収にします。
あとは、レノボから届くエコゆうパックの伝票を待って、送ります。伝票は、申し込みから1週間〜10日ほどで届くそうです(レノボ 家庭系PC回収リサイクル・サービス Q&A)。
エコゆうパックの伝票が届きました
10月5日、伝票が届きました。申し込みから5日です。レノボのQ&Aには「1週間から10日ほど」とあったので、早く届きました。

伝票には「料金着払」とあり、その下に「料金のお支払いは不要です」と印刷されています。送料がかからないことは、ここでも確かめられました。

伝票の有効期限は、2か月です。同封の案内には「60日以内にお引き渡しをお願いいたします」とあります。

包み方は、同封の「使用済パソコン排出手順書」に書かれています。厚手のゴミ袋を2〜3枚重ねて包めばよく、緩衝材は要りません。ビニール袋がなければ、段ボール箱でもかまいません。伝票は、ビニール袋から出さずに、そのまま貼ります。
出し方は、2通りです。郵便局に持ち込むか(簡易郵便局とコンビニは不可)、日本郵便に電話して、家まで取りに来てもらうかです。
あとは、包んで出すだけです。
郵便局に出しました
10月5日の昼、包んで伝票を貼りました。

その足で、郵便局に持ち込みました。受付の方は、あまり慣れていないようでした。リサイクルに出す人は、あまりいないのかもしれません。
9月30日の朝にクローゼットから出てきたThinkPadは、10月5日に、レノボへ送り出しました。
まとめ
クローゼットから出てきたWindows 10について、分かったことを3つにまとめます。
手元にないと思っていたWindows 10が、1台ありました。 ラジコンの飛行場で設定に使っていた、ThinkPad Edge E135です。最後に使ったのは2019年でした。
起動はすぐでしたが、時計は42分ずれ、バッテリーは充電できませんでした。 長く使っていないと、バッテリーは過放電になると、レノボのページにあります。Windowsの更新も、2017年で止まっていました。
使い続けるか、の答えは「いいえ」です。 中を確認して、初期化も済ませました。ハードディスクなので、7時間12分かかりました。本体にPCリサイクルマークがあるので、レノボの回収は、送料も含めて0円です。10月5日に、郵便局から送り出しました。
今日が人生で一番若い日です。ぜひ、今日から一歩踏み出しましょう。


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